WordPressではどの項目がタイトルタグの内容となるのかを知っておこう
WEBサイトのタイトルはそもそもサイトの概要を表現するフレーズで、HTMLのタイトルタグに設定することでGoogle検索エンジンからもWEBサイトのタイトルだと認識され検索結果に反映される。
Google検索エンジンはキーワードを一様に見渡しているのではなく、タイトルタグ、見出し1タグ、見出し2タグ、・・・見出し6の順に重要度の重みづけをして検索結果を表示しているからタイトル付けは非常に重要な項目だ。
ところで、WordPressでは設定メニューの「一般」の中に「サイトのタイトル」という設定項目があるが、これがそのままWEBサイトのタイトルタグに設定されるとは限らない事をご存知だろうか。
WordPressの設定メニューの「一般」の中に「サイトのタイトル」、「キャッチフレーズ」という項目があり、ここに入力したフレーズがトップページのヘッダー部分の一番上の目立つ部分に大きくテキスト表示される。
しかし実際のHTMLタグを見てみると、タイトルタグには「サイトのタイトル」の内容や「キャッチフレーズ」の内容の合成したものがセットされているのだ。
しかも、これはトップページの場合だけであって、各個別の記事ページを開くとタイトルタグの内容は「記事タイトル」+「サイトのタイトル」の合体したものになっている事が多い。
これらの実際の反映内容は、WordPressのテーマによってそれぞれ違うものとなっている。
つまり、SEO上非常に需要なタイトルタグの内容について、WordPressのどの部分の文字が反映するのかわからないまま利用しているとせっかくSEOを意識してタイトル付けしても意味がないのだ。
なので、記事作成にあたってタイトルタグや見出しタグの反映仕様を意識しておく必要がある。
アフィンガー(テーマ)でのタイトルや見出しの配置
私が利用しているテーマであるアフィンガーでのタイトルや見出しがどうなっているのかを調べたので見ていこう。
トップページの場合
トップページでは、キャッチフレーズが最重要で、サイトのタイトルはあまり重要ではない事がわかる。
またちょっと気になるのは見出し2(h2タグ)が存在しない事だ。
トップページでの見え方 | セットされている設定項目 | ページの要素 | HTMLタグ |
ブラウザのタブ名 | キャッチフレーズ + サイトのタイトル | タイトル | <title> |
ヘッダーエリアのサイトタイトル | サイトのタイトル | 段落 | <p> |
ヘッダーエリアのキャッチフレーズ | キャッチフレーズ | 見出し1 | <h1> |
メインエリアの記事タイトル | 新着記事一覧の記事タイトル | 見出し3 | <h3> |
サイドバー | サイドバーのウィジェット名 | 見出し3 | <h3> |
投稿ページの場合
投稿ページではタイトルタグに記事のタイトルが配置されているのでSEOを意識する必要がある。
ここでもまたサイトのタイトルは末尾に付与されているのであまり影響はなさそうだ。
投稿ページでの見え方 | セットされている設定項目 | ページの要素 | HTMLタグ |
ブラウザのタブ名 | 記事のタイトル + サイトのタイトル | タイトル | <title> |
ヘッダーエリアのサイトタイトル | サイトのタイトル | 段落 | <p> |
ヘッダーエリアのキャッチフレーズ | キャッチフレーズ | 段落 | <p> |
メインエリアの記事タイトル | 記事のタイトル | 見出し1 | <h1> |
メインエリアの記事の見出し2 | 記事の見出し2 | 見出し2 | <h2> |
こうしてながめてみると、キャッチフレーズがSEOに強く影響するのは、記事一覧ウィジェットやサイドメニューによる記事一覧が表示されているトップページということになるのがわかる。
- トップページでは、キャッチフレーズ→記事タイトル→見出し・・・と階層構造にしてGoogle検索キーワードを考慮してコンテンツを作る事の最大の見せ場になる。
- 各投稿ページでは、記事タイトルを筆頭にタグの階層構造となるので記事ページだけでのSEOを考える。